「逆風」に見える再エネ、その実態は着実な成長にある?  

2026.1.20

近年、日本では再生可能エネルギー、特にメガソーラーをはじめとする太陽光発電を巡って「再エネ逆風」という言説が目立つようになりました。景観問題や経済状況、国民負担増加や制度変更への不安などが強調され、再エネ市場は長期的な見通しが立てられないかのような印象を持たれることも少なくありません。しかし、実態を冷静に見ると、この見方は必ずしも正確ではありません。

実際、企業や自治体の再エネ需要は着実に伸びています。再エネ100%を目指す国内イニシアティブの年次報告によれば、2024年度には106団体が再エネ100%を達成し、参加団体全体の約半数が2030年までの達成を目標としています。さらに、直近1年間でも新規参加団体は増加しており、再エネを「選ばない理由」よりも「どう導入するか」が問われる段階に入りつつあることが分かります。

特に注目すべきは、太陽光発電設備の新設・増設です。参加団体の約2割が設備投資に踏み切っており、再エネ電力メニューや証書購入と組み合わせながら、現実的かつ段階的に再エネ比率を高めています。これは、再エネが理念先行ではなく、経済性やリスクを見極めた上で選択されていることを示しています。

海外に目を向ければ、この傾向はさらに明確です。欧州や米国では、再エネは脱炭素だけでなく、地政学リスクから生まれるエネルギー価格変動リスクへの対策や競争力強化の手段として位置づけられています。シンクタンクのEMBERは2024年において、低炭素電力が世界発電量の40%を超過したと報告しており、特に風力と弊社が取り扱っている太陽光発電の比率が近年で急速に伸びていることをデータが示しています(EMBER,2025)。

日本で再エネが「逆風」に見えるのは、私たち含めて事業者の姿勢によりマイナスなイメージが先行していることにより、世論、制度や一部の事例がメディアで強調され、本来の需要やトレンドが見えにくくなっているためとも言えると考えています。

これからの再エネ導入は、もはや「投資するか、しないか」ではなく、「どう取り入れるか」を考えるフェーズにあります。自家消費型の太陽光発電は、電力コストの抑制と同時に、将来のエネルギーリスクに備える有効な選択肢です。再エネを長期的な経営資源と捉え、主体的に取り入れることが、これからの時代の合理的な判断となるでしょう。グッドライフでは、導入のご相談、見積もりなど気軽に受け付けております。お気兼ねなくお尋ね下さい。

参考文献
日経BP「2割・51団体が太陽光を増設、再エネ100宣言協議会の調査」(2025年12月5日)https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/news/00001/05465/?ST=msb

EMBER(2025) Global Electricity Review 2025「邦訳:世界電力レビュー2025」https://ember-energy.org/app/uploads/2025/04/FINAL-JP-2025-Executive-Summary.pdf