長野県で太陽光発電投資をやるメリットとデメリット
日照時間が長く、それでいて夏の気温が低い長野県
太陽光は有害物質を出さないクリーンな再生可能エネルギーです。
有休地などの土地に設置したり、住宅の屋根などにパネルを設置することで発電しますので、電気代の節約や災害、停電対策としても有効です。
日照時間が長い地域でより有効だと思いがちですが、そうとばかりは言えない部分もあるので長野県の太陽光発電について見ていきます。
日射量と発電効率
長野県の日射量は全国でもトップクラスですが、効率のいい太陽光発電を考える時にもう一つ抑えておきたいのが太陽光パネルの温度です。
太陽光パネルの発電量はパネルの温度が25度であることを基準として計算されています。
太陽光パネルに使われている半導体は熱に弱い性質がありますので、それ以上の温度になると発熱効率が悪くなります。
真夏にもなればパネルの表面は60度以上にもなりますが、そうなると発熱量は25度の時よりも20%近く低下します。
つまり日射量が多いことによって必要以上に気温が上がる地域では発熱効率が悪くなることになります。
長野県の太陽光における特徴
太陽光パネルによる年間発電量は山梨県についで長野県が全国2位のデータがあります。
長野県は他県に比べて同じ日照時間でも気温が低めで、太陽光パネルの表面温度も他県よりも高温になりすぎないことから発熱効率が良い地域だと言えます。
こう言った事から、長野県は太陽光投資する上で、人気が高いエリアとされています。
雪国とのイメージもあって太陽光発電には適さない地域と考える人もいるかも知れませんが、気象条件的には最も適した地域だということもできます。
また、長野県は2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする2050ゼロカーボン条例を制定し、エネルギー消費量の7割削減と、再生可能エネルギー3倍以上を目標に動き出しました。
住宅や建造物の断熱効果を高めたり、バイオマス、地熱、水力による発電とともに太陽光発電もその具体策として示されています。
オール電化の普及も太陽光発電を促進することに一役買っています。
昼間は太陽光発電の電気をそのまま使い、夜間の電気代が安いときにはオール電化に切り替えるなど、柔軟な対応が可能です。
仮に震災などがあったときにもタンク内の水を利用できるメリットも有り、ガスによるガス漏れや不完全燃焼の危険も回避できますから、さらなるオール電化の普及が太陽光パネル設置を後押しすることでしょう。
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地場業者であるグッドライフが考える、長野県での太陽光発電のデメリット
太陽光発電について言えば、施工業者が地元の方々と適切なコミュニケーションを取らずに、パネルの設置場所などで施工後にトラブルを起こしたりするケースがあったり、業者の設置不備により剥離や落下したケースもあります。
設置費用や発電量を偽る悪質業者もいますので、専門家なしでの判断で設置を決めるのは危険なこともあります。
太陽光発電事業を今後さらに加速させていくためには地域内での合意形成が不可欠です。
環境アセスメントや環境配慮ガイドラインに基づいて地域の特性や立地条件に配慮し、対策の必要性を判断することが大切ですし、地域住民や反対団体への説明も必要です。
地域便益の創出や産業復興、売電収入の還元などメリットについても知ってもらうことで、誰もが納得する取り組みであることが望まれます。
すべての条件を踏まえて、設置した後から後悔しないためにも情報収集、専門家への相談、実際に設置して満足している人から話を伺うなど、事前にやるべきことはいくつもありますので、納得するまで情報収集する事をお勧めします。
関連記事:太陽光会社が教える『太陽光発電メンテナンス』とは?設備点検や費用相場について
長野県は太陽光発電投資に適した地域
いくつかの事例を見ても長野県は太陽光発電に適した地域であることがわかります。
実際、たくさんの太陽光発電所を建設してきた弊社としても、様々な点から長野県は太陽光発電事業に適していると考えております。
自然エネルギーの普及は今、世界中の課題となっています。
長野県を始めとして日本全国に太陽光発電を普及させるためにも、設置を希望する人と投資する事でそれを後押ししたい人がより多く活動することが大切です。
成功事例が増えていけばもっと興味を持ってくれる人が出てくるはずです。
弊社グッドライフも太陽光発電事業を通して、『自然エネルギーの発展』と『脱炭素社会』に貢献できるよう邁進してまいります。
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